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2006年 04月 30日
カーブルのたばこ屋
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 アフガニスタンでは煙草が安い。大衆に人気がある「Pleasure」と「PINE」という煙草は、1箱平均12ルパ(約28円)で売られている。1カートン(10箱入り)280円。煙草を止めさせる為に「あなたは一生に○○円も無駄にしている」という言い回しをすることがあるが、ここではそれが通じない。何故なら、PINEを1日1箱吸い続けたとしても、1年間で10220円である。止めようという意欲が萎える。

 輸入物の煙草も日本やイギリスで買うよりも安くて、マルボロライトは1箱40ルパ(約92円)で売っている。

 ちなみに、セブンスターもこちらで売っている。アフガニスタンで日本の煙草を吸うなんてなんか変だなぁと思ったりすることがある。これもグローバル化の一端か?

 
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by aokikenta | 2006-04-30 23:07 | 日記(カブール)
2006年 04月 30日
4月28日は「ムジャヒディン・デー」
 昨日4月28日はムジャヒディン・デーであった。1989年、旧ソ連がアフガニスタンから撤退して以降、旧ソ連寄りの指導者ムハンマド・ナジブラー大統領が政権を握っていた。しかしながら、1992年4月28日、それに反発するムジャヒディン(「聖戦士」)がカーブルに凱旋し、連立政権を樹立した。昨日は、その14周年を祝う日であった。

 先週は毎日と言ってよいほど、ヘリコプターがバラバラと音を立てて見回りをしていた。街中もパレードの練習や、警察の取り締まりでひどい渋滞であった。

 昨今、カンダハル・ヘルマンド州において治安が悪化していることや、クナール州では連合軍が新作戦「Mountain Lion」を開始したことを受けて、オフィスでは完全外出禁止令を発令した。幸い、今の所大きな事件があったとは聞いていない。

 もちろん、ムジャヒディンが「いい奴ら」だったと断言できるかと言えば、そんなことはない。アフガニスタンの歴史は「善」と「悪」のシンプルな議論を展開できるほどストレートではない。ムジャヒディンは確かに、ナジブラー政権を倒して連立政権を樹立したのだが、未だに「ナジブラー時代はよかった」と言うアフガン人は沢山いる。「一番いい政治家は誰だった?」と聞いて「ナジブラー」と答える人が沢山いるのである。

 ムジャヒディンにしても、政権を樹立したのはいいが、その後タリバンがやってくるまでの間、国内は内戦状態に陥った。ドスタム将軍、パンジシールの獅子マスード、ヘクマティヤルらを中心として激しい戦闘が繰り広げられたのである。そして、「マスードはよかった」と言う人は今でも沢山いる。

 その後、パキスタンの難民キャンプにある神学校で学んだ「タリバン」が次々に大都市を占領し、政権を樹立するようになる。しかし、タリバンをヒーローと呼ぶのは早計に過ぎる。彼らはイスラム教原理主義に基づいて、徹底的な統制を行った。女性に対して教育の機会を一切与えなかったし、外出も家族の付き添いなしでは認めなかった。世界各国の人権団体は、タリバンを人権侵害の総本山のように批判をしている。一方で、タリバンは内戦を終結させたことから、当時は彼らを高く評価した人々もいた。

 何がなんだかわからない。誰が正義で誰が悪なのか?自分が依る立場によって見解が大きく異なるのが、アフガニスタンの政治だと結論付けられるかもしれない。
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by aokikenta | 2006-04-30 00:17 | 日記(カブール)
2006年 04月 28日
カーブルのチャカ屋
 カラシニコフを売っているお店・・・ではない。チャカとはヨーグルトのような乳製品のこと。濃厚で力強い味がする。

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↑僕が日本でしていた格好が嘘じゃないことがわかるでしょ!(一部の読者に言っております)

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↑とっても美味しいので是非お試しあれ。
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by aokikenta | 2006-04-28 19:57 | 日記(カブール)
2006年 04月 28日
カーブルのボロニ屋
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 食中毒を起こしたので「憎っくきボロニ」と書きたいところだが、出来立て熱々はとっても美味しい。

 油の交換頻度が気になる。
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by aokikenta | 2006-04-28 02:14 | 日記(カブール)
2006年 04月 26日
4月26日のカーブル・ストラグル・ダイアリー
この国では、「綺麗好き」と「完璧主義者」は生きてゆけぬ。
何故なら、綺麗にしたものはすぐに砂で汚れてしまい、完璧にやろうと思ったことはそんなに完璧にはいかないから。

この国では、「いい加減」と「テキトー」では生きてゆけぬ。「いい加減」では期日までに仕事ができず、「テキトー」では質の高い仕事ができないから。

この国では、「いい加減な綺麗好き」と「テキトーな完璧主義者」が生き残っていける。
「いい加減な綺麗好き」は、例え掃除した場所がすぐに砂で汚れても、「ま、いいでしょ」と思えるから。
「テキトーな完璧主義者」は、例え仕事が期日までに達成されなくても、「なんとかなるでしょ」と前向きでいられるから。

綺麗好きと完璧主義者よ、いい加減さとテキトーさを自分に取り込め。
いい加減者とテキトーなる者よ、綺麗好きと完璧主義者を見習え。

それがこの国を生きる道。
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by aokikenta | 2006-04-26 23:45 | 日記(カブール)
2006年 04月 25日
「大富豪・大貧民」と「構造的暴力」
 「カーブルの○○屋」シリーズも6回連続でやってきたので、今日はちょっと休憩させてもらおう。

 唐突だが、トランプゲームの「大富豪・大貧民」をご存知だろうか?このゲーム、現代世界が抱えている貧困という問題を恐ろしい程によく表した好ゲームだと思う。

 富めるものはどんどん裕福になって行き、貧しいものは貧困から抜け出す道を見つけられない。「大貧民」になってみると貧しい人の気持ちが良くわかる。ただでさえ貧しいのに、「大富豪」へ上納金(一番いいカード2枚)を「献上」しなくてはならない。「大富豪」は何もしなくても、上納金が手元にやってくる。

 これはまさに、平和学の基礎を築いたヨハン・ガルトゥングが言う所の「構造的暴力(structural violence)」である。「こんなんじゃ勝てるわけねえよ!」と、大貧民になって思わず叫んだあなた、あなたは既に平和学の基礎概念をマスターしていると言って過言ではない。

 更に、「こんなんじゃ勝てるわけねえよ!」と間違って先輩に言ってしまい、先輩から「うるせー、飲め!」とビールをグラスに注がれたら、あなたは「文化的暴力(cultural violence)」まで理解したことになるだろう。よくできました!

 将来、万が一にも大学教授になって平和学を教えることがあったなら、第一回目の講義は、とりあえず講義の間中ずっと大富豪・大貧民だ。残りの5分間に「このゲームはね、実に平和学的問題をよく表しているんだよ」と平易な言葉で学生に講義をしてあげよう。難しい事を難しい言葉で説明するような野暮ったいことはせず、難しい事を簡単な言葉で説明する粋な先生になろう(完全な私の妄想です・・・)。

 最後に、大貧民から抜け出せないからと言って、ゲーム中に直接的暴力(direct violence)に訴えることのないようにご注意下さい。

(了)
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by aokikenta | 2006-04-25 23:11 | 日記(カブール)
2006年 04月 24日
カーブルのお菓子屋
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 日本では「フワフワ」したお菓子とか、見た目が綺麗なケーキとかが流行っているのかもしれないが、こちらでは「みっちり」と中身が詰まったお菓子が主流である。なんか「重い」という表現がちょうどいいだろうか。パンの親戚みたいな感じである。

 でも、素朴な味わいがするので、食べて「懐かしい」と思う人も多いかもしれない。しょうがの味わいがするお菓子など食べると、「なんかこれ食べた事ある!」と思うことが多々ある。日本のお菓子も昔は似たような感じだったのかな?

 ところで今日の主旨とは関係ないが、写真でイスラームをやっていらっしゃるmiriyunさんより、みんな「カブール」と呼んでいるけど、「カーブル」と書いてある本もある、現地の人はどちらで呼んでいるんですか、との質問を承った。

 ちょっくら何人かのスタッフに聞いてみたところ、ダリ語の発音で言えば「カーブル」が正しいとのことであった。「カーフ+アレフ(長母音)+ベー+ラーム」なので文字からしても「カーブル」である。というわけで、これからは現地の文化を尊重し「カーブル」に表記を統一しよう。

 ちなみに、こちらでは通貨単位「アフガニー」は日常会話では「ルパ」と呼ばれている。これも、教科書に何て書いてあるのかに関わらず現地で使われているものが正しいのだ、の論理に従って表記を統一しよう。

 miriyunさん、ご質問ありがとうございました。
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by aokikenta | 2006-04-24 22:45 | 日記(カブール)
2006年 04月 24日
カブールの車修理屋
 カブールには車の修理屋が沢山ある。日本みたいに大手のお店が地域を牛耳るということがなくお店が淘汰されていない。従って、同じようなお店が、同じようなサービスで、同じような値段でやっている。

 それでも、車修理屋に限らず、3つくらいのお店で見積もりを取ると値段は若干違うから面白い。もちろん日本人が行かないでアフガン人スタッフに行ってもらった方が安くなる。ぼったくりはいけません!

 こんな感じのお店が多々ある。「ボロッボロッ」と思われるかもしれないが、アフガニスタンでは「中の中」くらいではないかと思う。控えめに言って「中の下」というところだろうか。

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by aokikenta | 2006-04-24 03:12 | 日記(カブール)
2006年 04月 22日
カブールのすいか屋
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 ジャララバード辺りの気候はパキスタンと同じくらい温暖らしく、トロピカルフルーツが採れる。路上ですいか売りを見つけた。試しに1つ買ってみた。キロ当たり20アフガニー(46円くらい)なので、まるごと買って80アフガニー(約180円)だった。めちゃ安!

 中身は↓のような感じ。安い上に味もおいしくて日本のすいかと変わらなかった。すいか好きの僕にはたまらない。やっぱり夏はフルーツやね。

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by aokikenta | 2006-04-22 20:11 | 日記(カブール)
2006年 04月 21日
カブールの肉屋
 カブールの肉屋。アフガニスタンは内陸の国なので、日本とは対照的に魚はあまり食べない。一部の水が豊富な地域で、川魚を食べる程度である。従って、重要な蛋白源は肉だ。豚はイスラム教の教義から食べられないので、羊・牛・鶏肉を主に食す。

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 上のような感じで、フックのようなものにハラルした肉をぶら下げて売っている。キロ売り。

 エジプトでも見たので中東・南アジア地域では概してこのような感じなのだろうと推測する。外国人が日本に来ると魚屋にびっくりするのかもしれないが、日本人がアフガニスタンに来た場合は、肉屋を見て初めの内は少し抵抗を感じるかもしれない。
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by aokikenta | 2006-04-21 22:29 | 日記(カブール)