2008年 07月 12日
読書、ブルー・エリア探索、高層ビル
今日は朝から仕事をしようと思って9時に事務所に出たはいいけど、10時~11時の計画停電の間に部屋に戻って寝転がったら13時前まで寝てしまった。思ったより疲れていたようだ。お昼を食べてから、伊勢崎賢治の新しい本『自衛隊の国際貢献は憲法9条で:国連平和維持軍を統括した男の結論』を読んだ。短い本なので2時間くらいで読み終わった。東チモールやシエラレオネの経験にも触れているが、ほとんどはアフガニスタンでの武装解除の経験について書かれており、これからの日本の自衛隊の国際貢献のあり方について提言がされている。印象に残ったのは、P.118の

僕はこれまで、武装解除は成功したと言ってきたけれど、もう成功とは言えない状況だ。せいぜい「完了」というべきものだろう。単独では「完了」したが、SSRという枠組みの中では、「失敗」なのだ。

というくだりだ。ここだけを抜粋するのは公平性にかけるかもしれないので、書こうかどうしようか躊躇したのだが、こういう内面の吐露を見たのは初めてのような気がして非常に印象的だった。この抜粋文に至るまでには、アフガニスタンに元々あった社会構造にほとんど配慮を払わずに国際社会が全く新しい国家の建設を始めようとしたこと、DDR後に「力の空白」が生まれてタリバンが復活する予測をDDR開始前から持っていた事、日本がある種の貧乏くじをひかされてDDRをやることになった経緯などが述べられている。重ねてになるが、上の文だけの抜粋は誤解を招くかもしれないので、アフガニスタンに興味がある人には一度全部を読んで欲しい。僕も、2001年冬のアメリカのアフガン空爆以前の状況まで遡って、改めてアフガニスタンについて考えたいと思う。

本を読んでから、ブルー・エリアに散歩に出かけた。うちの現地スタッフは前に「Blue area is one of the biggest business points in Asia(ブルー・エリアはアジアにある最も大きなビジネスポイントの一つだ)」と誇らしげに言っていた。ほんまかいな。パキスタンでは大きい方だと思うけど、アジアという枠組みを持ち出したら「そりゃないぜ、ベイビー」と思わず叫んでしまうくらいの規模だ。ファイサルモスクは確かにアジアで一番、世界に二番目くらいに大きなモスクだと聞いた事がある。それは納得できるなぁ。確かにファイサルモスクは大きい。

シティ・バンクから大統領官邸方面へ向かって歩いて、Heleem Ghar(ハリームがおいしい)、Jahangir(けっこうちゃんとしたパキスタン料理屋さん)、Savour Foods(チキン・ビリヤーニがおいしい)などのレストランを通り過ぎて、大統領官邸の手前で左折、F6スーパーマーケットまで歩いた。暑かったので疲れた。

e0016654_3501827.jpg

↑ブルー・エリアの真ん中辺り、レストランが立ち並ぶ。

e0016654_351616.jpg

↑ブルー・エリアから大統領官邸を望む。

e0016654_3513537.jpg

↑「パキスタンの首都イスラマバード。近代的な高層ビルが立ち並ぶ。」と書いたら、イスラマバードというのはすごく発展してるんだなぁと思う人が多いことだろう。しかし、実際には、イスラマバードにはこの一角にしか商業用の高層ビルはなく、ほとんどは5階以下の建物だ。写真が与える印象は怖いですね。
[PR]

by aokikenta | 2008-07-12 04:01 | 隣接国探索②漂流パキスタン編


<< キーマ・カレー      ダマネコ展望台 >>