2008年 02月 27日
パキスタンでお腹の調子が優れない原因は何か~社会科学的方法論を用いた考察、その限界と可能性(字余り)~
なんかお腹の調子が悪くて体全体が微妙に重い。なんでだろう?なんか悪いことしたかなぁと考えてみるが、はっきり言って思い当たる節が全くない。ご飯だって毎日三食ちゃんと調理されて火が通ったものを食べているし、水だってミネラルウォーターしか口にしないし、食事の前には手を洗ってうがいをしているのに、なんでこういうことになるのだろうか?そもそもパキスタンに来てからというもの、ずっとお腹の調子が優れない傾向がある。色々考えて、初めは生野菜を食べたからかな?と思っていたが、サラダを食べるのを止めても直らなかったのでどうやら違うらしい。気温が高いから、という理由はインド・パキスタンでお腹を壊す理由としは考えられるが、まだパキスタンは日本の春くらいの気温なのでそれはないだろう。精神的なストレスかな?とも思ってみたが、これについては無くそうと思って簡単に無くせるものではないので、精神的なストレスがある状態と無い状態の比較が出来ず、結局迷宮入りしたままだ。

原因に対する結果を究明する為には、まず、原因(独立変数)と結果(従属変数)の関係を設定し仮説を立てた上で、

(1)独立変数が従属変数に先立って変化すること
(2)独立変数と従属変数が共変すること
(3)独立変数以外の変数に大きな変化がないこと

を証明しなければならない。例えば、お腹の調子が優れない原因がメントスの食べ過ぎにあるとすれば(実際、タバコを止めてからというもの僕はメントスを食べ過ぎだ。どうでもいいけど。)、

(1)メントスの量を減らした後、お腹の調子に改善が見られた(時間的先行)
(2)メントスの量を減らしている途中に徐々にお腹の調子に改善が見られた(共変の関係)
(3)その間、食事や生活のパターンや精神的ストレスの度合いに大きな変化はない(その他の変数に大きな変化がない)

という3つの事全てが確認されてはじめて仮説が検証されたことになり、お腹の調子が悪いのはメントスが原因だったという結論が導けるわけだ(それでも更に、メントスの中に含まれている何の成分が原因なのか調べないといけないけど・・・。道のりは長い)。そう考えたら、自分の身の回りに変化の多い大学に入りたての大学一年生とか、20代後半で今やっている仕事に限界を感じて転身を考え始めている人とかは、身の回りの変化が余りにも多いので原因の特定がより難しくなるわけだ。人生は迷いなく送りたいものだ。

それに、厳密に言えば、独立変数と従属変数以外の変数が存在しない状態っていうのは、完璧な無菌室みたいな場所で実験でもしてみないと確認できないのではないだろうか。そうしたら、仮説が実証されたと言っても完全に実証されるということはなくて、「まぁ色々と仮説を検証する為に考察してみたけれども、この2つの要素の間にはどうやら何がしかの因果関係があるらしい」という結論らしきものを、僕達はそれぞれに受け入れて胸の中に抱えながら生きて行くしかないわけですね。几帳面な人々はどう自分の中で処理すればいいのだろう。現実社会って難しい。
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by aokikenta | 2008-02-27 02:10 | 日記(イスラマバード)


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