2008年 02月 23日
ヒヨコマメ(Chickpea)を使った料理ダール
パキスタンの選挙の方は大きな混乱もなく一段落したようだ。PPPとPML-Nが連立与党を組むのは確実みたいで、後はだれが首相になるかということが今後の大きな焦点になるだろう。

あまり固い話しばかりでも飽きるので、今日はパキスタンの代表的な料理を紹介したい。パキスタンと聞いて日本人が真っ先に思い浮かべる料理は何だろう?恐らくインドの隣にあるから、パキスタン・カレーとかナンとかラッシーがまず思い浮かぶかもしれない。そして、実際それらはパキスタンの日常的な料理で、カレーに関しては、Masala、Jalfrezi、Qorma、Vindaloo、Rogan Josh、Dopyaazaなどなど、沢山の種類が楽しめる(これらは大体マトンかチキンの2種類から選べる)。カレーに含まれるかどうかはわからないけど、チキン・ボーンレス・ハンディという料理は、数人でレストランに行ったら必ず食べたい料理だ。お米にかけて食べたらめちゃめちゃうまい。他にも、ハリームという日本のカレーに似たドロドロしたカレーや、ニハリというシャバシャバカレーを近くのレストランで見かけた。

主食は小麦で、小麦で出来たパンにも色々と種類があって、パラサという油を使って焼いたパリパリしたものもあれば、アフガンのナンに似た発酵して膨らんでいるもの、発酵していなくて固い食感のものなどなど、同じ小麦で出来た料理でも違う味が楽しめる。実際には、ロティとかナンとかチャパティとか呼び方が何種類かあって、厳密に言えばそれぞれ別のものを指しているのだろうが、正直言ってまだそこまでよくわからない。小麦の他にはお米も主食で、代表的はビリヤーニという混ぜご飯だろう。ビリヤーニは大抵の日本人の口にあうと思う。もちろん、お米は日本のお米と違って長くて細いバスマティ米を使っている。含んでいる水分が少ない分、見た目よりも案外お腹に入ってしまうから不思議なものだ。

サイド・ディッシュとしてはサモサやケバブ、パコラなどがある。ケバブだけでも紹介していけば、あらゆる種類のケバブがあるのでキリがないのではないかと思う。果物も豊富で、パキスタンのマンゴーは世界的に有名だ。ビリヤーニとチキン・ボーンレス・ハンディとヨーグルトとナンを腹いっぱい食べて、食後にマンゴージュースを飲んだら最高にうまい。柘榴やバナナやオレンジやリンゴなども豊富に取れるようだ。もちろん、ラッシーも多くのレストランに置いてあるし、マンゴーラッシーも置いてある。

他にも、カラヒという鉄鍋を使った料理(パシュトゥン人の料理みたいでアフガニスタンでもよく見かける)や魚料理、また一般市民の間ではハンバーガーや中華料理も既にパキスタン料理の一部と言っても過言ではないくらい浸透している。どこのパキスタンレストランに言っても、ハンバーガーやサンドウィッチ、そしてチキン・コーン・スープやチョウメイン(炒麺)やチャーハンが置いてあったりする。僕は、案外、庶民の味方的な街で売っているホットドッグが好きだ。パラボラ・アンテナみたいに大きくて円い鉄板の上で、職人が焼いた熱々のシャミーと卵が乗っているホットドッグに、多めにマヨネーズとケチャップをかけてもらえば最高のご馳走になることは間違いない。それで30ルピー(約60円)という値段は正に庶民の味方である。

最後に、多分もっともパキスタンの庶民の間で一般的な料理ダールを紹介しておきたい。ダールはヒヨコマメ(Chieckpea)を使った料理で、チキンやマトンでは高くて食べられない人も、お腹の調子がちょっと優れない人も、風邪気味でちょっと肉は食べたくないなぁという人も、これなら食べられるかもと思わずにはいられない大衆料理なのである。一皿のダールさえあれば、パキスタンの男は一人でナン2枚くらい平らげてしまう。肉を毎日は買えない貧しい庶民の味方でもある。ダールのパキスタン料理に占める立場は、日本における納豆ご飯、イギリスにおけるヘインツのレッド・ビーンズのようなものと言えばわかりやすいかもしれない。パキスタンに来たら是非ダールを食べてみてください。

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→チキン入りのダール
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by aokikenta | 2008-02-23 02:58 | 日記(イスラマバード)


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