2008年 02月 19日
パキスタン総選挙
今日、2008年2月18日はパキスタン総選挙の日だ。しかしながら、北西部の都市パラチナルで40人以上が死亡する自爆テロがあり治安が不安定なので外出を控えている。そういうわけで、イスラマバードにいながら、世界と僕をつないでいるのはBBCのウェブサイトという状態・・・。パキスタンの政治についてあまり理解できていないところがあるので、この際BBCのウェブページを翻訳してみよう。これで少しわかるかも?

Pakistan - the balance of forces

パキスタン-力の均衡
最終更新日:2008年2月17日(日)GMT01:03
パキスタンでは月曜日に、国会議員及び州議会議員選挙が予定されている。結果次第では、ムシャラフ大統領は彼の政権に大きなチャレンジを強いられることになる。ところで、投票の前に、パキスタンの政治における力の均衡はどうなっているの?

e0016654_305968.jpgムシャラフ大統領
ムシャラフ大統領は、何年もの間、パキスタンで最も力のある男であり続けている。しかし、今や彼の権力は衰えている。もはや軍隊のトップではない。彼の支持率は低下している。彼の権力は多くの軍事勢力および市民勢力によってチャレンジを受けている。多くの軍事勢力は彼の死を望んでいる。しかしながら、彼は依然として、「テロとの戦い」の防波堤として、欧米各国の支援を受けている。また、彼は自分の裁量で議会を解散させる権力を有している。この権力が、彼を最も権力のある男にし続けている。この権力をどのように使うか、これからの見ものである。


e0016654_36232.jpgアシュファク・ペルヴェズ・カヤニ将軍
カヤニ将軍は、昨年、ムシャラフ大統領が軍隊のトップを辞職した際に後継者となった。カヤニ将軍は、現在、パキスタン国内で最も力のある組織を率いていることになる。しかしながら、パキスタン国軍は、イスラム過激派による襲撃や自爆テロにより、何百人もの兵士を失っており、大きなチャレンジを受けている。カヤニ将軍の対応は、軍人を政治から引き離して、本来の任務(治安の維持)に集中させることである。軍人は既に文民機構のポストから外されている。情報によれば、カヤニ将軍は、諜報機関による投票への介入を最小限にすべく動いているということである。


e0016654_310515.jpgPPP (Pakistan People's Pary)
PPPは、昨年12月に発生したベナズィール・ブットー暗殺によってよろめいている。PPPは国内で最も人気のある政党であるが、投票上最も重要であるパンジャブ州においてイメージに問題を抱えている。ブットーの後継者である夫のアシフ・ザルダリはパンジャブ州で非常に評判が悪い。しかし、ブットーの死後、彼女の幻影は投票者の間で膨らんでおり、政党としてはその効果をどう利用するかが焦点である。もし仮に政党が勝利した際に、誰が首相になるかはまだ公表されていない。


e0016654_3133128.jpgPML-N (Pakistan Muslim League - Nawaz)
PML-Nは、1999年の無血クーデターでムシャラフ将軍によって失脚させられたナワズ・シャリフによって率いられている。ナワズ・シャリフは、昨年、長い間の国外生活から舞い戻ってきた。彼の復帰は、工業・経済界で強い支持を持つPML-Nを生き返らせた。彼は、ムシャラフ大統領によって更迭させられた裁判官の復帰とムシャラフ大統領の更迭を「絶対に必要不可欠」と強く主張している。PML-Nが今回の選挙を勝つ抜く可能性は低く、また、シャリフ氏は大統領として次の任期を務めることを禁止されている。しかしながら、彼の戦略的なPPPとの協調は、次の政権で重要な地位を彼に与えるかもしれない。


e0016654_31842100.jpgPML-Q (Pakistan Muslim League - Quadi-e-Azam)
PMN-Qは、1999年の無血クーデターの後、ナワズ・シャリフから離れた人々を中心に結成された。それ以来、PML-Qはムシャラフ政権の中で、主要な勢力であり続けている。2002年の議論を呼んだ選挙の勝利者でもある。PML-Qのトップ、シャードリー・シュジャート・フサイン・とシャードリー・ペルヴェズ・イサヒの2人は、長い間、大統領に次いで権力を持つ人間であった。しかし、政党の勢力は2007年に大分衰えてしまった。政党のキャンペーンは、PPPの個人攻撃による部分が大きい。彼らのキャンペーンの中で、ムシャラフの不在は彼のイメージダウンを顕著にしている。多くのPML-QのメンバーはPML-Nに戻ってしまった。




他にも、下のページには、パキスタンの民族構成、政治、軍事、経済、教育、保健などについて簡潔にまとめてあってわかりやすかった。

Pakistan: Key facts

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↑こういう簡単な年表みたいなのが最初の内には欲しかったりする。



ところで、皆さんは、調べ物をする時、出張で新しい国に行く時、新しい国に赴任する時など、どのホームページを参考にしますか?やっぱりBBCのCountry Profileとか、Relief Webとか?便利なウェブサイトがあれば教えてもらえると嬉しいです。

(出典)
英語原文、写真ともにBBCウェブサイトから引用。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/7078656.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/629/629/7242751.stm
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by aokikenta | 2008-02-19 03:28 | 日記(イスラマバード)


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