2008年 01月 17日
カブール・セレナホテルでの惨劇
1月14日のカブール・セレナホテル襲撃の後、タリバンのスポークスマン、ザビウラー・ムジャヒドゥはAP通信に対して次のように伝えたらしい。

「我々は、外国人がいるようなレストランは全てターゲットにする。既に、カブールには命令すれば特攻するようなジハーディストが待機している、そして、我々はより多くの攻撃をすぐにでも軍人や外国人に対して仕掛ける」
"We will target all these restaurants in Kabul where foreigners are eating," Taliban spokesman Zabiullah Mujahid told The Associated Press by telephone. "We have jihadists in Kabul right now and soon we will carry out more attacks against military personnel and foreigners."

詳しくは、Taliban threaten restaurant attacksをご覧下さい。今回の事件は、3名もしくは4名の武装集団がセレナホテルを襲撃し、ノルウェー人、アメリカ人、フィリピン人を含む8名の死者を出したと報じられている。

セレナホテルというのは、シーア派イスマイリ第49代イマムであるアガ・カーン氏(Aga Khanで検索すると沢山出てくるはず)が経営するチェーンホテルで、完成してからはインターコンチネンタル・ホテルを抜いてカブールの最高級ホテルになった。宿泊したことはないけど、食事をした限りでは、全体的なゴージャス感、サービスなど、日本のホテルと比べても遜色ないどころか、むしろそれを遥かに越える程の豪華ホテルだ。カブールで見るセレナホテルは存在そのものが異次元にあるみたいに別格で、"Serena"と聞いただけで瞳がキラキラと潤んでしまうような、そんなホテルなのである(前に今夜セレナで逢いましょうというフィクションを書いたが、思わず人に空想を抱かせてしまうようなinspiringな場所なのだ)。

当然、日本人を含めた外国人援助関係者が良く通う場所なので、このニュースを聞いた時は驚いた。驚いたというよりも、いよいよ襲われたか、の方が適切かもしれない。既に、セレナホテルをターゲットにする、という宣戦布告は以前から再三出されていたから、現地に住んでいる人は「遂に現実になったか」と思っただろう。いや、そうは言っても僕にとってはこのニュースはやっぱり衝撃的だった。身近な場所で起こった惨劇だったので、他人事に感じられず、鈍い痛みのようなものを体に残した。

セレナホテル襲撃、そして、タリバンの宣言は、各国のアフガニスタンへの治安評価を劇的に変えてしまうだろう。
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by aokikenta | 2008-01-17 00:01 | 日記(イスラマバード)


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