2007年 10月 14日
「おいしい」というコンセプト
うわー、そう来たかー。そういうのがあったのかー。
ミドルシュートを打つと思ってブロックに入ったら、思いっきり股抜きされて、しかもそのミスで決められた一点が決勝点になってしまった気分だ。なんだかなー。
誰か精神安定剤を僕に下さい。


ところで、

「マクロリオンの囚人」
「今夜セレナで会いましょう」
「ワズィル・アクバル・カーンに住む魔物」

のフィクション3部作はどうだっただろうか。これらのお話は、地名は実際にあるものだが、全てフィクションだ。

最初、全部に「※このお話はフィクションです」と入れようと思ったのだが、現実だと思う人はいないだろうと思って結局入れなかった。カブールに来た時に、誰かカブールを舞台にした小説とか書かないかなぁと思っていたのだが、僕が知る範囲では待てど暮らせどそういうのが出てこないので(少なくとも日本語では)、自分で超短いのを書いてみた。

書いてみて、小説家ってすごいなぁと思った。だって、小説って全部作者の頭の中にある空想でしょ?ミステリー小説の作家だったら、登場人物の家族構成とか生い立ちとかトリックとかを、全て矛盾がないように全部構成を考えるわけでしょ。右脳が肥大している彼らは現実の世界とどうやって折り合いをつけながら暮らしているのだろう。これは、それ自体である種のミステリーだ。

彼らには、プールサイドに立っていたら友達から服を着たまま突き落とされて、財布とか携帯とかみんなびちょびちょになってしまって怒りたいのだけれど、みんなが笑っているからいいか、というような「おいしい」というコンセプト(概念)が理解できるのだろうか。楽しければいいんじゃない?って感じはするけど。まぁ、この「おいしい」に関しては欧米帰りの帰国子女やクラシックの作曲家にだって意味不明で理解不可能なコンセプトかもしれない。

そう考えたら、ミステリー小説家も帰国子女もクラシックの作曲家もみんな悩みを抱えて生きてるわけですね。それぞれ大変だ。
あー、なんか励まされたわー。俺より大変な人もいっぱいいるんだなーって。
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by aokikenta | 2007-10-14 19:56 | 日記(カブール)


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