2007年 08月 30日
韓国人人質の解放
12人の韓国人人質が解放されたと、この記事を書いている時点でBBCが伝えている。7月19日の事件発生から40日でようやく解決に向かった形だ。

タリバンと韓国側の交渉には部族の長老が仲介にはいったようで、交渉の条件は、タリバンが人質を解放する事と引き換えに、韓国が年内に韓国軍をアフガニスタンから撤退させることだったようだ。韓国はもともと年内に撤退を計画していたらしいので、延期なしが条件になったということだ。但し、BBCは身代金が交渉の条件の一部に使われたかもしれない、と報じている。これについては、ウラは取れていないのだろう。

この人質事件を受けての今後の治安予測をすることは難しい。

しかし、「韓国は我々の条件に屈した」とタリバンが捉えているのか捉えていないのか、更に、これだけ大きく報道されたことにより、タリバンと関係ない武装集団や金目当ての集団が「外国人の誘拐はオイシイ」と認識するのか認識しないのか、が今後の外国人や援助関係者の安全に大きく関わることは間違いない。逆に、「誘拐はオイシクない(金にならない)」もしくは「外国人の誘拐はえらい人がいっぱい出てきてめんどくさいね」ということになれば、現在の誘拐ブーム(今は本当にブームなのだ)も収束の方向に向かう可能性はある。もう少し事件の真相について知りたいと思う。

ところで、この事件が報道されるたびに、23人が笑顔で収まっている記念写真が紹介されているが、ああいうのもメディアの戦略なのだろうか。あれを観てると、観光気分で行くから誘拐されちゃうのさ、というシラケタ声からはどうしても免れられない。もっと彼らがアフガニスタンを支援している姿とか真剣に何かをしている姿の写真とかだったら、受け取る人の印象も大分違うのではないかと思ってしまうのは僕だけだろうか。

世論の同情を誘う為、誘拐された時用の写真でも家族や同僚に渡しておこうかなとちらっと思った。
頼むから、笑顔でピースの写真は出さないでね。
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by aokikenta | 2007-08-30 00:22 | 日記(カブール)


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