2007年 04月 21日
平井礼子の「アフガニスタン便り」
このblog以外にも読めるアフガニスタン在住の方のblogを紹介させて頂きます。それは、『平井礼子の「アフガニスタン便り」』。ピース・ウインズ・ジャパン(PWJ)・アフガニスタン事務所で働かれている平井礼子さんのblogです。住んでいる人にしか書けない情報が満載で、しかも写真のみならず動画まで見られます。僕のblogは個人的にやっているものですが、平井さんのblogは団体としてされているので、プロジェクトの舞台裏なども見られるのではないかと思います。

実は、僕はPWJでボランティアをさせて頂いた事があります。イギリスに留学する前のことなので、かれこれ3年前になります。その時の経験は今の仕事にも役立っていますし、また、ボランティアをしていた時に買ったPWJのTシャツを1枚持っています。胸に「SKY OF AFGHANISTAN: PEACE IN YOUR HEART」という文字が、砲身の折れた戦車の絵と一緒に書かれています。お気に入りの1枚で、今でもよく着ています。

僕の団体とPWJは見方によっては、同業他社に当たります。会社ではないので同業他団体が正しいでしょうか。そういう意味からいうと、僕が事務所の中でPWJのTシャツを着るのはまずいのかもしれません。

開発援助というものは、資本主義のサブパラダイムに過ぎない。そう言う人がいます。例えば、アメリカやイギリスや日本のような資本主義国家発のNGOは沢山ありますが、共産主義国家発のNGOはほとんど聞いたことがありません。共産主義は財の共有を目指すシステムなので、理念的には、社会的弱者への開発援助というものは必要とされないのかもしれません。逆に、資本主義では、富める資本家と貧しい労働者階級が存在するので、開発援助は必要とされるということかもしれません。

この考え方はなるほどと思いますが、開発援助業界の発展の仕方が資本主義的に進んでいくべきかどうかということには疑問があります。NGOや政府援助機関や国連などが、民間企業のように必ずしも拡大を目指すとは限らないのではないか。ミッションが完了したらいさぎよく撤退をする団体、小規模の活動を地道に続けていく団体、するべき目標が達成されたら解散する団体、そういうところはいっぱいあると思います。僕はそれでいいと思います。開発援助の目的は企業と違い、利潤の追求ではないからです。

時に、自分の仕事を無くすために日々仕事をしているんだなぁ、と感じることがあります。地雷を処理することが目標の今、地雷がなくなれば僕を含めて職員は全員解雇されてしまいます。みんな路頭に迷います。でも、そんな日がくるのを夢見てみんな仕事しています。

そういうわけで、僕は他団体のTシャツを事務所で着ることをまずいとは思っていません。
何故なら、僕らは競い合っているわけではなく、究極的には同じ目標に向かっているからです。
よかったら『平井礼子の「アフガニスタン便り」』訪れて見て下さい。


(注)
自分たちの仕事がなくならないように、事実を捏造し続けていく人もいます(俗にマッチポンプと呼ばれる)。
既得権益は誰しも譲りたくない、その考え方もまた事実です。
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by aokikenta | 2007-04-21 01:07 | 日記(カブール)


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