2007年 02月 09日
現場の中のHeadQuarters
 「現場」と聞くと、そこにいる人たちは一枚岩の集団だと思われがちだが、あながちそうというわけでもない。現場の中にも、フィールドとマネジメントの役割分担が存在する。フィールドは実際にプロジェクトが行われていて成果を上げる部門。例えば、地雷処理なら地雷原でのオペレーション、学校建設ならば学校建設現場のこと。マネジメントは、フィールドでの活動をサポートしたりプロジェクト全体の執行を管理する立場。僕は後者を、現場の中のHeadQuarters(以下、HQ)と呼ぶ。

 現場の中のHQは、現場から遠く離れた場所にある本当のHQの立場から出される意見や指示を受けながら、フィールドの立場の意見や要求も聞きつつ、日々神経を尖らせながら妥協点を模索しつつ調整をしている。フィールドからは「こうした状況があるのでこう対応したい」というような要望が日々上がってきて、現場の中のHQの裁量で判断できることであれば決断を下す。しかし、権限以上の判断だと思われる場合には本当のHQに判断を仰がなければならない。

 反対に、HQ(本当のHQの方)の方から「こんなドナーの要求がある」、「それはやっては駄目だ」というような連絡があれば、フィールドの立場を理解しつつ、両者の折り合いがつくような格好で解決を見つけていくことになる。

 現場の中のHQは現場でありながらHQでもありだからと言って本当にHQであるかと言えばそんなこともない。だからこそ現場の中のHQなのだ。
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by aokikenta | 2007-02-09 02:18 | 日記(カブール)


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