2006年 12月 20日
NGO禅問答 その2
(つづき)

:だって、NGOの実態は君の言う理想に追いついてないだろう。NGOは非政府であることを強みに国境を超えられる、と君は言ったよね?しかし、多くのNGOを見てみろよ。非政府と言いながら、ODA資金のコントラクターになって日の丸掲げながら活動しているNGOがどれくらいいることか。

:確かにそうですけど、でも・・・。

:ODAで活動するNGOっていうのは、GO(政府組織)とどれほどの違いがあるというんだい?

:・・・。

:結局、NGOは理想は高いけど、実態が追いついてないんだよ。まず、民間資金、つまり寄付を集めるシステムができていない。欧米のNGOの集金能力は日本のNGOとは比較できないくらいすごいっていうだろう。日本では、まだそういった土壌が育っていない。だから、日本のNGOは公的資金に頼らざるを得ないわけだし、スタッフにもボランティア程度の給料しか支払えない。待遇が良くないから有能な人材が流れていってしまう。

:僕は使命感を持ってやっているからいいんです。

:NGOで働いているやつはみんなそう言うんだ。使命感で仕事していくなんて言ったって、限界があるだろう。この先、君は結婚して、子供を生んで家庭を築いていかなくてはいけない。その時のことを考えて将来設計しないと駄目だよ。

(丙が登場)

:まぁ、そんなに乙君をいじめなさんな、甲さんよ。

:あっ!丙さんいらしていたんですか。

(つづく)
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by aokikenta | 2006-12-20 01:13 | 日記(カブール)


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