2006年 09月 29日
台湾2日目 ナイトクラブめぐり
2006年9月26日(火)

  正直言って、どこへ行こうかなんて全く考えていなかった。台湾では自分にご褒美をあげよう、おいしいものを食べようとだけしか考えていなかったので、観光名所を初日から回る気分ではなかったのだ。10時ごろに起きて、着替えてからリビングでどうしようかなぁとガイドブックを見ていると、声をかけられた。「今からマッサージ行くんだけど、一緒に行かない?」。声の主は、トヤマさんという男性であった。スポーツ好きで健康そうな浅黒く日焼けをして男性だ。何でも今日の午後1時ごろに空港行きのバスに乗って日本へ帰るということで、最後にマッサージにもう一度行きたいのだということであった。僕は即座に答えた。「マッサージ行きましょう!」。

  とりあえず二人とも朝食を取っていなかったので、台湾名物牛肉麺を食べに行く事にした。適当に見つけた店に入り、牛肉麺を注文した。味はあまり美味しくなかった。そこのお店は妙に小洒落た作りになっていて、いかにも場末の食堂という雰囲気のお店ではなかった。なんだかあまり満足もできないまま、マッサージ屋へ向かった。

  向かったマッサージ屋は、おおしろから歩いて10分くらいの場所にある「美楽健康中心」という日本人が経営しているマッサージ屋さんであった。トヤマさんは、全身マッサージと足裏マッサージを30分ずつ組み合わせた60分のコースをするということだった。僕も、来たばかりだし、両方やっておくかということで同じコースを選んだ。料金は1100元(約4400円)だった。

  全身マッサージは素晴らしかった。さすがプロと思わせる腕前で、肩から背中から、腕、指、頭、足まで文字通り全身をマッサージしてくれた。本当にアフガニスタンの疲れがふっと抜けていくような感覚がした。

  反対に足裏マッサージはあまりよくなかった。後日行った足裏マッサージと違い、ツボを刺激することがなかった。オイルをふくろはぎから足の裏にかけて塗られているだけという感じで、あまり疲れが抜けず、何だか違うなぁという感覚がずっと付きまとっていた。足ツボを刺激されて、体の悪い部分がわかると思っていただけに非常に残念であった。

  美楽健康中心を出た後、行きしなに声をかけてきたお茶屋さんに入ることにした。台湾はお茶で有名だが僕の家族はあまりお茶を飲まないので、お茶をお土産にするつもりは全くなかった。しかし、せっかく台湾に来ているのだし試飲するのも悪くないなと思って寄ってみた。お店の主人らしき人は日本語が話せる50過ぎのおばちゃんだった。日本人観光客が格好の客だからなのか、若い頃に一生懸命勉強したからなのか、それとも日本が台湾を植民地支配していたころを知っているからなのかはわからなかったが、意思の疎通に問題がないほど上手に日本語を話してくれた。おばちゃんは入るなりお茶の正しい入れ方を丁寧に教えてくれた。残念ながらお茶を買う気が髪の毛一本ほどもなかったので、ほとんど覚えていない。

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↑おばちゃんは僕とトヤマさん2人分のお茶を丁寧に入れてくれた。

  お茶屋さんを出ると、トヤマさんが「よかったら台北駅の周辺を案内してやるよ」というので言葉に甘えてついていく事にした。台北駅の地下街を歩きながら、「ここの牛肉麺屋がうまいらしい」「ここの餃子屋はうまいらしいぞ」と丁寧に教えてくれた。まだ土地勘が掴めていなかったので大変助かった。午後12時30分くらいになり、マッサージ屋を紹介してくれたこと、台北駅の周辺を案内してくれた事にお礼を言ってトヤマさんと別れた。

 別れて数分後、ガイドブックを見ながらどうするかなぁと考えていると、トヤマさんがもう一度現れた。「空港行く前に昼飯でも一緒に食わないか?」。もちろん食べましょうということで、地下街にある牛肉麺屋に行く事にした。僕は朝も牛肉麺を食べたので、餃子屋の方が良かったのだが、トヤマさんがつい最近その店で餃子を食べたばかりだということで、2食連続の牛肉麺となった。

  お昼の牛肉麺は朝の牛肉麺とは比較にならないくらい美味しかった。麺がしこしことしていて美味しく、牛肉も味があって美味しかった。これなら台湾名物になるのも納得だ。値段は85元(約340円)。駅の地下だからなのか、思ったほど安くはなかった。

e0016654_1350633.jpg←牛肉が数片上に浮いている。好みでお酢や高菜をかけて食べる。


  今度は本当にトヤマさんとお別れをして、一人台北駅の傍にある新光三越の前でガイドブックを見ていた。やっぱり遠出をして観光名所を見る気にはなれないという結論に達したので、駅前をぶらぶらして少し買い物をしてからおおしろへ戻ることにした。

  午後3時過ぎ、おおしろに戻って他の滞在客たちと談笑していると、一人の人から「今夜ナイトクラブへ行きませんか?」と誘われた。誘ってくれた人はヤマモトさんという男性で、ヨーロッパを7ヶ月間旅する間に、台湾のクラブは熱い、という情報を得たらしい。ヤマモトさんはヨーロッパの旅以外にもフィリピンやタイなど通算4年以上旅をしているというツワモノで、今回は日本へ帰る途中で台湾に寄ったのだということであった。彼が作成するトリカゴというウェブサイトはインターネットラジオを配信するという斬新な企画を行っている。実際にラジオを聴いてみたがめちゃくちゃ面白い!更に旅に役立つ情報が満載なので、興味がある人にはお勧めである。ナイトクラブへ行く為に、午後8時過ぎに再度待ち合わせをすることにした。

  ナイトクラブへは、僕とヤマモトさんの他にも、おおしろで知り合ったカバヤマさんとコジマさんを加えて4人で行く事になった。どこのクラブがいいのかよくわからなかったが、大城さんの奥さん(大城さんは奥さんと子供の3人でおおしろに住んでいる)から情報を仕入れたところでは、台北101の地下にある「Mint」が熱いということだったので地下鉄でそこへ行く事にした。

  この日、僕らは大きな間違いを一つだけ犯していた。その間違いとは、その日が火曜日だという事であった。よくよく考えたら火曜日にナイトクラブが大勢の若者で盛り上がるなんて到底考えられないのである。案の定、「Mint」の前まで行ってみると人影が全くなかった。入り口に立っている黒服を着た男性に「中には何人くらいいるの?」と聞いてみたら、「誰もいない(実際にNobodyと言った!)」というではないか。誰もいないクラブで男4人で酒を飲むのは余りにも悲し過ぎるので、別のクラブを探して行く事にした。

  次に向かったのが「中国父」。最近流行のクラブとガイドブックに書いてあった。行き先がわからないので、コンビニの店員に訪ねてみた。筆談すれば早いだろうということで地図上に「中国父」とこちらが書いた。向こうは「それならこっちだよ」ということで道を示してくれた・・・のだが、どうも他の人から聞いた場所と違う。不審に思ってよく聞いてみたら、彼らは「中国父」というナイトクラブの事を中国の父孫文を記念して建てられた「国父記念館」のことと勘違いしていた!いやー、あのそんな立派なもんじゃなくて・・・踊れて、お酒が飲めて、女の子が一杯いるクラブに行きたいんですけど・・・。

  結局、そこにも人がほとんどおらず、花の蜜を求めて彷徨う蜂のようにその後も2件のナイトクラブを回ってみたが、やはり火曜日は人が集まらないらしく盛り上がっている場所は見つからなかった。最後に行ったクラブでビールを4人ですするように飲みながら、おおしろへ退散した。
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by aokikenta | 2006-09-29 13:48 | (番外編)台湾旅行記


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