2006年 05月 03日
アフガニスタンのおしっこ
 抵抗がある人もいるかもしれないが、なんとなく文化の違いを良く表しているように思うので、おしっこについて書かせて欲しい。

 アフガニスタンでは、男の人は「立ちション」ではなく、「座りション」をする。道端で座り込んでいる人がいるので、なんだろうと思った見てたら、座り込む足の間から小便の飛沫が見えた。そうやってすんのか、と来た当初軽い驚きを持った。

 インドやパキスタンでも同じように座りションをするらしいので、少なくともこの3カ国は「座りションベルト地帯」と呼べるだろう。

 果たして「座りションベルト地帯」はどこから始まり、どこで終わるのだろうか?

 気になる問題だ。論文一本くらい書けそうである(誰か書いてくれ!)。沢木耕太郎は「深夜特急」の中で、お茶を表す言葉が国によって変化する事について書いていた。アジアから中東に掛けては「チャ」もしくは「チャイ」と呼ぶのだが、ヨーロッパに入ると「ティー」に音が変わる。そして、ポルトガルに入ると再び「チャ(イ)」に戻るのを知って驚いたということである。

 小便も同じで、ポルトガルに入ったら「座りション」に変わるのだろうか?そうだとしたら、僕は「ポルトガルに入ったら人々は座りションをしていた。それを見た僕は、若い時分に住んでいたアフガニスタンを思い出すと同時に、旅をここで終えることを決意した」と書いて小説を終えよう。でも、ポルトガルではそんなことなさそうだ。

 小便の方式が戦争と関係があったとしたらそれはそれで面白い。現在戦争をしているのは「座りション国家」対「立ちション国家」である、というようなことが言えたら、この題材は議論をサポートするのに使える。小便の方式からして違うのだから互いが理解しあうのには時間がかかる、と言えれば読者を充分に納得させられるのではないだろうか。少なくとも、この筆者は現地事情をよく知っているという風にくらいは読者は考えるかもしれないわな。

 他にも、小便の方式が経済発展と相関関係があるとかも言えるかもしれない。日本では立ちションだから経済発展した、とか。仮説の実証が難しそう(笑)。研究に助成金を出してくれる人もいないだろうなぁ。

 ユーラシア大陸における男性の小便スタイルの研究、頭の片隅に置きながら生活したいと思う。
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by aokikenta | 2006-05-03 22:17 | 日記(カブール)


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