2006年 04月 08日
『トモダチニナルタメニ』
 金曜日は礼拝日で休みなので家でゆっくりと過ごした。

 久しぶりに本を読んだ。以前紹介したMMCCの日本支部代表を務める今川夏如さんの著作『トモダチニナルタメニ』。

 シンガーソングライターである今川さんは23歳の時に、アフガニスタンでコンサートをやるということでアフガニスタンに足を踏み入れた。現在27歳の彼がアフガニスタンに行って思った事、日本に足りないものなどを、自分の頭で考え自分の言葉で綴っている。

 若くして自分でNGOを立ち上げ、その後も2度、3度とアフガニスタンへ足を運ぶようになる。1度来たきりで来ない人がほぼ全員なのに、今川さんはまた来てくれた、と現地の子供たちはじめ大人達も大喜びだったそうだ。こういうエネルギーのある若者が日本にいることを嬉しく思う(私も27歳なので若者というのも変ですが・・・)。

 高校時代、生きるのが面倒で何のために生きているのかわからなかった、と彼は言う。

 そんな彼は、様々な社会病理を抱える現代日本に足りないものは「人間を大切にする」ことなのではないか、と結論付ける(p.138)。人間関係が希薄な社会の中で生まれ育ち、生への充実感を感じられなかった人間の心からの吐露である。

 固い文章ではないし、アフガニスタンに関する情報量は他の本に比べて決して多くはないかもしれない。

 しかし、きっと多くの人が「感じる」ものがあると思う本である。

 
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by aokikenta | 2006-04-08 00:21 | 日記(カブール)


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