2006年 01月 13日
イスラムの本音と建前
 今日も9時頃起床。せっかくのイード休暇を楽しむ。朝ごはんを食べた後、色々なものを買おうとしてシャーリナウにでかけたが、今日もほとんどのお店はクローズであった。イードは全部で3日間あり、日本の三が日みたいなものだが、3日目の今日まで人々は休暇を楽しむようだ。

 インターネットをしたり、ダリ語のテキストを読んだりして普段できない贅沢を味わえた。夕方5時頃、先輩と卓球でもしようかと話していたのだが(オフィスには卓球台があるのです)、突然スタッフが訪問してくれたので予定を変更した。元々、明日(1月13日)に来てくれる約束だったのだが、様子を伺いに来てくれたのだった。

 イード休暇中、お誘いがあるわけでもなく事務所で仕事やら読書やらをしていたので、とても嬉しく思った。時間も時間なので、ケバブでも食いながら飲もうということになり(モスリムとお酒についてどこまで書いていいのかわからないが)、シャーリナウでケバブ・ポテトチップスなどを買い、6時ごろから飲み会を始めた。

 基本的にイスラム教徒はお酒を飲んではいけない。しかしながら、日本人にも本音と建前があるように、イスラム教徒にも表の顔と裏の顔があるのである。彼らは公にはしないが、お酒を飲む人は飲むし、婚前性交をする人はする。アフガニスタンはまだ保守的な方だという気がする。パキスタンのイスラマバードや、その他大都市になれば、伝統的価値観は大分変容してきていると推測する。

 考えるに、仏教徒だって生き物を殺生してはいけないはずだが、日本人の多くは牛肉も豚肉も鶏肉も食べる。当初抱いていた固定観念は、こちらに来てから覆された。住んでみないとわからないことは沢山ある。

 もちろん、コーランが言う事を忠実に従う人も数多くいる。スタッフの中には、お酒は絶対に飲まない、ハラルした肉以外は絶対に口にしない人もいる。

 科学によってあらゆる事が解明されつつある21世紀において、イスラム教は先進国諸国の人々が理解し難い不確実性を残した最後の謎なのかもしれない。観光産業によってほとんど前人未到の地がない現代では、イスラム教国に行くことは現実世界では他に味わう事のできない冒険なのである。だから、日本人にも多くの中東ファン、イスラムファンがいるのではないだろうか。

 
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by aokikenta | 2006-01-13 05:17 | 日記(カブール)


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