2005年 12月 24日
アフガニスタンの床屋さん、果たしてその腕前は・・・
 今日は休日なのでゆっくりと過ごした。長い間、髪の毛を切っていなかったので床屋に行った。外国で床屋に行ってよい思いをしたことがないのであまり乗り気ではなかったのだが、次回の帰国は大分先なので、必要に駆られて行くことにした。ガードと一緒に裏の床屋さんへ。真っ白な髭をたくわえた50代か60歳前後の男性が出迎えてくれた。この道数十年とでもいった風貌で、なかなか腕は良さそうだ。「アサラムアライカム」と挨拶をして握手を交わしてから席に着いた。・・・しばしの間。何を伝えていいのかわからない!日本語でも微妙なニュアンスを伝えるのが難しいものをどうやって言ったらいいというのか。ガードも英語はたどたどしく期待できない(僕自身、英語で伝える事も難しいのだが)。たくさん切られると取り返しがつかないし、あまり切ると首の辺りが寒くなるので、「カムカム(a little bit というほどの意)」とだけ言い、腹をくくった。

 ドデカイハサミが登場。意味もなく、耳元でシャキシャキッと試し切りのようなことをする。これは、僕を怖がらせる為か??まず、襟足をすっきりと切ってくれた。なかなか上手いじゃないか。伸び放題だったので切ってもらって気持ちがいい。さあ、続いてトップを切るのか、と思いきや、アフガニスタンには"すきバサミ"なんて気の利いたものはないらしい。剃刀のような道具を取り出してきた。どうするのかと思って待ち構えていると、なでるようにその道具を髪にはわせてきた。なんじゃこりゃ!と思いながらも様子を見ていると、どうやらピンピンと飛び出している髪の毛を切る道具のようだ。なるほど、すきバサミがない代わりにこういう道具をつかうのか。世の中広いもんだ。

 続いて、髭を切る。ちなみに、床屋に行ったときは髭が伸び放題の状態であった。剃ると、剃刀で肌が傷つくなどの恐れがあるので、切ってもらうことにした。少し小さめのはさみで器用に切ってくれた。アフガニスタンの男性は髭を伸ばしている人が多いので慣れているようだ。結局、肌に傷がつくことはなく無事髭きり完了。これまたすっきりとした。

 最後に、微調整をして、スポンジのようなもので首を何回か払い終了した。出来上がりはマッシュルームのようである。トップの方の髪の量が減っておらず、襟足はばっさりと切られている。日本人的感覚を持ち出せば、少しだけ仕上がりに不満があるが、それでも、最初に予想していた最悪の事態を回避できた喜びのほうが大きい。100アフガニー(約200円)を支払い店を後にした。

 住居に戻ってから、別のガードに会うと、「ミスターケンタ、ビューティフル!」とお褒めの言葉を頂いた。別のスタッフからは、「ユーアーライクアフガン(アフガン人みたいだね)!」とこれまた最大級の賛辞を頂戴した。アフガニスタンで仕事するんだから悪くない反応だ。ハザラ人と間違えられたりして。だんだんと現地化の進む今日この頃です。
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by aokikenta | 2005-12-24 04:18 | 日記(カブール)


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