2005年 11月 01日
神田カブール食堂
 今日は比較的仕事が落ち着いていたので早く帰れた。日本での滞在も残り少ないので、全然荷造りしてないが前から行きたいと思っていたレストランへ友達を誘って行った。その名は「神田カブール食堂」。都営新宿線の小川町から徒歩3分、東京で唯一のアフガニスタン料理屋さんである。

 店内はアフガニスタンの調度品やら写真で装飾されておりとても落ち着く空間だ。席は皆靴を脱いで絨毯の上で食べるようになっている。店長さんはアフガニスタン人で、人の良さが顔に出ている人だ。目尻が下がっていて笑顔がとても優しい。調理はおそらく奥さんと思われる女性がしている。適当にナン、ウズベキナン、ひよこまめのカレーなどを頼んだ。どれもおいしかった。特にウズベキナンはゴマのようなものがかかっていて、ふっくらとした生地の食感にゴマの粒粒の食感が加わっておいしい。こういうのはブラッドフォードにはなかったなぁ。カレーはあまり辛くなく上品な味だ。アフガン料理は油っこいと聞いていたので、このお店は日本人用にアレンジされているのかもしれない。

 店長さんに「金曜からカブールへ行くんですよ」と言うと「私はカブール出身です」とごきげんの店長。いろいろと話していると、カブールにいる友人の連絡先と僕の連絡先を交換することになった。右も左も分からない土地で一人でも知り合いが増えるというのは心強い。このお店にはアフガンへ赴任する人なんかが良く来るらしく、このレストランが日本人とアフガン人の交流の場になっている事がわかる。こういう「スペース」はお互いの偏見や誤解を取り除くのにとても重要なんだよな。アフガン人の店長さんが僕に親切にしてくれたおかげで、少なくとも僕はアフガン人にいい奴がいるということがわかるし、逆に彼にはアフガニスタンの復興のために働く日本人がいるということがわかる。確かにインパクトの面では小さいかもしれないが、こうした一つ一つの積み重ねが平和を考える上では大事なのである。

 北アイルランドの和解グループ「コリミーラ(Corrymeela)」とイスラエルの和解グループ「ネベシャローム / ワハト・アッサラーム(Neve Shalom/Wahat al-Salam)」を思い出し、下からの平和構築(peacebuilding from below)か、とつぶやきながらお店を後にした。アフガンへ行かれる方、行った方、是非足を運んでみて下さい。
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by aokikenta | 2005-11-01 00:29 | 日記(東京)


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