2005年 10月 27日
二転三転
 パキスタン派遣要員の人選が二転三転して、結局、僕は今回の緊急支援のメンバーには入らない事になった。今週末には出発する、と公言してきたし、自分自身そう信じて仕事をしてきたけども、団体として送りこむ人員を決定したのでこれで最終決定だ。周りの方には混乱を招くようなことを入ってしまった大変ご迷惑をおかけしました。ご迷惑をおかけした方には心からお詫び申し上げます。本来の予定通り、アフガニスタンカブール事務所での勤務になる。11月4日(金)成田発で行く予定。これは最終決定でしょう。

 最近、仕事ばかりで他の事をあんまり考えていないのであまり書く事がない。といわけで、アフガニスタン関連のお薦め本の紹介でもしていきたいなと思う。まだ行った事もないのに偉そうですいません。真偽はこの目で確かめてきます。

 右下の「ライフログ」に載せたけど、『アフガニスタン 戦乱の現代史』はお薦めである。アフガニスタンのことを全く知らない方でもとても入りやすい本だと思う。もちろん歴史の部分も内容が深く、そして簡潔にまとまっており非常に分かりやすい。

 特に序盤にあるラピズ・ラズリについての記述は面白い。このblogの背景色はこの本の影響を受けている。筆者によれば、アフガニスタン東部にあるヒンドゥー・クシュ山脈でしかとれないラピズ・ラズリは、古代から価値のある石だと認められており、交易によってかなり広範囲に広がっていた。西の方角では、紀元前3000年ごろ、エジプトのツタンカーメンの黄金のマスクの目の部分に使われていた。一方、東の方角では、なんと日本にまで来ていたというのである。ラピズ・ラズリは別名「瑠璃」であり、仏教の世界観で東にいるとされる薬師如来の正式名称は「薬師瑠璃光如来」なのである。このエジプトのツタンカーメンと薬師如来の奇妙な関係を証明することで、筆者はアフガニスタンが大昔より文明の発信地であったこと、そして、日本においてアフガニスタンという国は忘れがちだが、本当はとても大きな影響をアフガニスタンから受けているのだということを力説している。

 筆者曰く「これまで仏教の伝来といえば、インド、中国、日本の関係だけが主に注目されてきた。その中にアフガンを加える人は少数である。しかし国宝であれ、「お薬師さま」であれ、薬師如来像を眺める時、私たちは瑠璃の光が放ち続けてきた「アフガンの存在」を忘れてはならないだろう」。(p.9)
 

 
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by aokikenta | 2005-10-27 00:16 | 日記(東京)


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